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Miwaの再就職レポート4: 産業カウンセラーとIT業界
再びIT業界へ
Web制作会社にて、ずっと趣味でやってきたHP作成を仕事としてやってみた訳ですが、半年ほどで「自分に向いていない」ことがわかりました。
デザインセンスに乏しいこと。
そして、htmlやcssで「見た目」を整えることよりも、プログラムという「中身」に興味があること。
さらには、ディレクターに指示された通りに作るのではなく、自ら顧客とやりとりしたり業務分析したりすることに興味があること。
6社目で社内SEとしてシステム開発を外注した時にも思ったけれど、やっぱり1から自分で企画したい!
そして、8回目の転職活動
2月に、8回目の転職活動を開始。
当初は、知人のネットショップの起業の手伝いをするとか、別の知人の仕事の手伝いをするという話もありましたが、 どちらも準備不足で手伝える状態ではありませんでした。
Webサイト制作の時にPHPとjQueryをやったので、もう少し独学で勉強して、開発現場で仕事をできないか。
派遣の仕事一覧を見てみたけれど…Webシステム開発現場は、Webサイトにプログラム組み込みレベルでは無理だと、痛感しました。
また、1年前も興味があった「人事・採用」。派遣の仕事一覧で、IT企業での中途SEの採用担当の仕事を見つけて応募したものの、客先との面談後にNG。 理由を聞くと「あまり話せないようだから」。
そこで、産業カウンセラーの資格を取ってIT業界の相談室で働けないかと思い、4月から産業カウンセラー養成講座に通うことにしました。
産業カウンセラー養成講座
去年CDA(キャリア・デブロップメント・アドバイザー)を受講しましたが、物足りなさを感じました。
それは、面接実習の時間が少なくて、【傾聴】スキルを習得できなかったこと。
また、キャリアカウンセリングがメインなので、IT業界で必要とされるメンタルケアについて、ほとんど触れなかったこと。
産業カウンセラー養成講座は、7か月・全20回、面接実習も理論もしっかり勉強します。
特に面接実習は1日7時間、朝から夕方まで「傾聴」特訓。
最初は「感情への応答」「意味への応答」が全くできなかったけれど、今ではしっかり傾聴し、うまく応答できるようになりました。
また、カウンセラー役としていい練習になるのはもちろん、クライエント役としてもたくさん自己開示できる時間があるので、 今回も転職活動についての悩みを聞いてもらいました。
「理解してくれる」人とのご縁
そんな時、8年前に一緒に働いていた元上司とFacebookで再会。「うちで仕事をする?」と誘ってくれました。
話を聞くと、客先に常駐して、顧客とやりとりしたり業務分析したりする仕事!
「Miwaさんは、話せるから」と、推薦してくれたのでした。
客先での面談では、担当者と意気投合して1時間もお喋りし、無事採用!
今は、8年前に諦めた上流工程、それも、今流行りのクラウド&モバイル開発の企画・提案をしています。
今回の転職活動で一番悔しかったのは、IT企業での中途SEの採用担当の仕事の面談で、「あまり話せないようだから」とNGを出されたことでした。
IT業界では外部設計〜製造〜職員研修、Webサイト制作も経験している。
だから、スキル&経験は問題ない。
でも、あまり話せないようだから。
実は、相手先の社長が強面の方で、私の苦手なタイプだったんです。
だから、うまく話せませんでした。
でも、産業カウンセラー養成講座で、「相手の価値観を理解すること」を悟りました。
そして、世の中には「理解してくれない」人以上に、「理解してくれる」人がいることに気が付きました。
知人の仕事の手伝いの話が流れたのも、採用担当の仕事がNGだったのも、今やっている仕事…天職の仕事をやるためだったのだと思っています。
やはり、転妻人生は「偶然」だらけ…クルンボルツの「計画された偶然(プランド・ハプンスタンス)」なんですね。
【記事作成:Miwa、編集:Miwa、最終更新日:2012/9/30】